エスニックであること言葉を語るための言葉

2016年10月12日

カッコ=ブラックボックス

次のような数式があるとする。

40 + 40 x 0 + 1

この答えは41になる、というのが普通の日本の教育を受けた人間の答えだ。
それは掛け算を先にするから、という基本的ルールによるものだ。
つまり、暗黙的に下記のように計算されることになっている。

40 + (40 x 0) + 1

ところが、この式の答えを1とする人がいる。
また、国によっては1になることがあるという。
、、、というのがちょっと前、ネットで話題になった。

確かに電卓で上記の順に打ち込めば、答えは1となるだろう。
 

この式の答えに1と答える人は、あるいは電卓は、下記のように計算している。

(40 + 40) x 0 + 1

この式が、上記のように書かれていたとすれば、1という答えは正しい。

ネット上でのこの話のオチはだいたい、「小学生からやり直せ」だとか、「日本の教育を憂慮する」だとか、「へぇ、国によって違うんだなぁ」といったものだったが、そんなことはどうでもよい。

小学校で学んだ数式の中でカッコがでてきたら、「カッコの中を先に計算する」というルールを学んだ。
カッコは入れ子になっていることもあって、内側から順に( )、 { }、 [ ]となると習ったと思う。つまり、カッコの入れ子は3重が最大。

この「カッコの中を先に計算する」というルールは、算術の基本を小学生に教えるのにとてもわかりやすいものなのだろうが、実はその後に学ぶことになる科学の基本的な思想を含んだものであることに注目しよう。

数式に出てくるカッコというものは、その後、中学生になったら登場する変数と同じく、ブラックボックスである。

(40 + 40) x 0 + 1

という計算式の意味は、「カッコに0をかけて1を足す」ということである。
「カッコの中身」については、別に計算すれば良い。
この「別に計算する」というものが、「先に計算する」という時間軸にのせて説明されているだけのことだ。

そして、計算式でのカッコは[ ]、 { }、 [ ]と入れ子構造になったブラックボックスでもある。 
小学生の時から、簡単な算術を学ぶ中で、その後に科学の基本的な考え方の基礎を学んでいる、ということであるが、それを教えている教師はそのことにどのくらい自覚があるのだろうか?

OLランキングで1位になりたい!賛同していただける方は下記をクリック!
myinnerasia at 08:01│Comments(0)メタロジック 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
エスニックであること言葉を語るための言葉