できるだけわかりやすく説明してみるという実験:(前回の説明がちょっとアレだったので再実験)遺伝的アルゴリズムできるだけわかりやすく説明してみるという実験:遺伝的アルゴリズムにおける”突然変異”について

2016年07月07日

ノーマンズランド感覚

誰もいない森の中で大きな木の実が木から落ちた。
この時、木の実が落ちる音はするのだろうか?

答えは「音はしない」。

なぜなら、「音」の定義が、「空気が震えが耳に届いて鼓膜を震わせること」だからだ。
つまり、誰もいない森には音はない。

軍艦島のことを思うとき、いつもこの誰もいない森のことを思い出す。

最近は軍艦島ツアーなるものがあるようで、行こうと思えば誰でも行けるようになった軍艦島であるが、80年代ごろは誰も上陸することができなかった。
「遠くから見ると軍艦に見える」ということから「軍艦島」と呼ばれるようになったこの島は長崎県に属し、正式な名前を「端島」と言うそうだ。
かつては炭鉱として栄え、最盛期には人口密度が東京を超えていたというから驚きだ。
そして炭鉱が閉山された後、無人島となった。
かつて栄えた島は、そこにある建物も残されたまま廃墟の島となった。

誰も行くことができない巨大な廃墟。
そこには人が一人もおらず、犬や猫もいない。おそらく鳥も、ネズミのような小動物もいないだろう。
誰もいない巨大な廃墟に朝が来て、一日が流れ、やがて夜が来る。
空虚な空間に空虚な時間が繰り返される。

誰も行くことができなかった頃の軍艦島に思いをはせるときのその独特の気持ちを何と表せばいいのだろうか、と僕はずっと考えていた。
ただ「廃墟」というのとはちょっと違う。「廃墟」は一般的には行こうと思えば行ける場所が多いだろう。
ツアーまでがあるようになったので今ではもうそうではなくなったが、かつての軍艦島は「ノーマンズランド」とでも呼ぶべき場所だった。

誰もいない島に、かつて栄えた町がそのまま残され、そこに朝が来て夜が来る。
誰もいない森で、大きな木の実が落ちる。



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myinnerasia at 08:02│Comments(0)虚構 

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