伊集院光:高回転アドリブマシンオライリーが「発酵の技法」という本を出すとは!

2016年06月17日

ビオトープ:睡蓮鉢の中の小アジア

NASAが行った実験「エコスフィア」は、球体の中に、水と水藻、エビを入れて、
密閉し、太陽光だけを与え続ける、というものであった。
密閉されてはいるが、水藻の光合成により、酸素が発生し、それを呼吸すること
によって発生した二酸化炭素により水藻の光合成ができる、という循環。

また、エビの糞を分解するバクテリアが水藻の肥料になり、そのバクテリア、
およびそれを餌とするプランクトン、あるいは水藻の葉に生えるコケがエビの餌に
なる、という循環。 

つまり密閉された容器の中で完結する生態系が可能か、という実験であった。
これはその酸素ー二酸化炭素、バクテリアを介した食物連鎖のバランスを保った
まま、数年間密閉したままでその生態系を保つことができるものであった。

睡蓮鉢に睡蓮あるいは蓮、その他の水藻と、メダカ、ヌマエビ、タニシなどを入れる、
「ビオトープ」というものがある。
本来の「ビオトープ」とは、池や田んぼなどのもっと大きな環境で行うもので、
睡蓮鉢での小さな環境を「ビオトープ」と呼ぶのは、言葉の誤用かも知れない。
でも、そんなことはここではどうでもいい。

IMG_2776

睡蓮鉢につくるビオトープには、メダカなどの生物がいるが、基本的に餌を与えない、
ということが大きな特徴である。
先述のエコスフィアと同様、餌を与えなくても、その環境内で食物連鎖が完結する、
というもので、これは水槽で餌を与えながら飼育するアクアリウムと大きく異なる
点である。

僕は数年前から睡蓮鉢のビオトープをしている。何度か途中で挫折したり、
引っ越しのためにリセットしたりはしているが。
この睡蓮鉢の中のメダカやヌマエビ、日々変化する水藻などを眺めるのは本当に
楽しい。

それは、メダカの赤ちゃんが生まれたり、水藻が花を咲かせたり、というのは、
他のアクアリウムやガーデニングの楽しみと同じなのであろうが、そこにアジアを
実感する、ということが最も大きい。
これは、ゲームでもなく、科学でもなく、ましてやアートでもないなにものか、である。 

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