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2016年10月15日

ロジカルシンキング?

今回は「雑な談」ということで、少々愚痴めいたことを書いてみようと思う。

僕は外国のある国の企業に勤めている。その会社は日本法人を持っていなくて、日本にはまだオフィスはない。
なので仕事場はだいたい家か、客先になる。
日本にいる日本人の社員は僕だけで、他はみんな外国人。
彼らはとりあえずは日本語を話せることにはなっているのだが、実際に客とのやりとりができるほどのレベルではなく、ことあるごとに僕が前面に立たされる。

ちょうど今、僕が担当しているあるプロジェクトで、外国人のエンジニアが日本に来て作業を手伝ってくれている。つまり彼はまったく日本語が話せない訳だが、その際に取引先と技術的なやり取りをすることがある。
その取引先には英語が話せる人がひとりもいないので、僕が間に立って通訳をすることになる。

このときに色々と日本の独自性を感じさせられることがよくあるのだ。
 

日本語だけを話す人は、思考が日本語的になっている。
この日本語的な思考というものは、日本語を話せない人から見たら相当独特なようで、いつも意味の説明を求められて困っている。

たとえばこういうやりとりがあった。

外国人「以下のような理由で、おっしゃっている期日までにはできません。まず、、、(以下、理由が並べられる)」
日本人「大変なのは分かりますけど、そこをなんとかお願いします。」

ここでの外国人にとっては、ちゃんと理由をあげて、相手が言っている期日が不可能なことを論理的に説明したはずで、それを日本人は「分かります(=理解した)」と言いながら、それでも「期日に間に合わせろ」と言うのがまったく理解できない。

最近の僕は、これが通じないことが分かっているので、「そこをなんとか」と言われたら、それをそのまま伝えることはしないようにするのだが、さて、どう訳すればいいのだ?といつも困ってしまうのだ。

逆に日本人の側からすれば、「できない理由ばかり並べやがって」となる(笑)。

理由を伝えた上で、「期日までにはできない」と言った外国人にしてみれば、それに対して「そこをなんとか」というのは、まったくロジカルではない、と感じるようだ。
それは「そこをなんとか」と言った本人に問題があるのではなく、日本語というものがそういうものである、ということだと思う。

僕はそれを日本語の欠陥などとはまったく思っていない。
むしろ「そこをなんとか」する、あるいはしようとするということを伝えるための語彙を持っていることのほうがすばらしいとさえ思う。

日本語を話す者どうしが日本語で話しているのであれば、上記の会話は成立するはずだ。

ここのところよく「ロジカルシンキング」という言葉が聞かれるが、元々ロジカルである言語を話す人にとっては普通のことのはずで、ロジカルな言語を話す人から見ればロジカルではない言語である日本語を母国語とする人にとっては新鮮なものなのだろう。
だから「ロジカルシンキング」を扱った本はめっさ売れる。
よく日本語、あるいは日本人の思考は「曖昧だ」だとか「意見をはっきり伝えない」などと揶揄されることが多いが、むしろ曖昧なことを曖昧なままに伝えたり、意見をはっきりと伝えないことで「空気を読む」ことができる素晴らしい言語だ、と思う。

ただ、これからの日本は日本語を話さない外国人とやり取りしていくことがどんどん増えてくるはずなので、この日本語独特の言い回しや日本語的な思考は伝わらないもの、と思ってロジカルシンキングなるものを学んでおいたほうがよい、とは思うが。
もちろん、(心の中では)上から目線で、ね。
(「お前らみたいな"ロジカルシンキング"しかできないヤツらには分からんだろうから、それに合わせてあげるけど」と言う感じで)

最初に「愚痴を書く」宣言をしておいたから愚痴らせていただくが、「ロジカルシンキングが正しい」として、ロジカルじゃないことを「誤り」とする上から目線はどうなんだ、と言いたかった。
お前らはロジカルシンキングしかできないだけだということに気づけよ。
僕たち日本人はそれに合わせてあげているんだよ?

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myinnerasia at 10:07│Comments(0)雑な談 

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