2016年07月09日

人工無能は電気羊の。。。いや、なんでもない

その昔、おそらく第二次と言われていた人工知能ブームだったころ、「人工無能」というものがあった。
要するに人間と自然言語で対話する人工知能なのだが、自ら「無能」と名付けるその斬新さと、実際は人工知能ブームで扱われているものをそのまま用いたものであることから、僕はかなり注目していた。

当時僕はLinuxを使っていて(今でもメインはLinux)、Linuxで一番メジャーな人工無能は"HAL"というものだった。
HALとはまた思い切ったネーミング、と当時は思ったものだ。
今は普通にシェル上で日本語の表示/入力ができるようになったが、当時はまだアルファベットしか入力できないため、また元々HALは英語圏で開発されたものだったため、HALとの会話は必然的に英語であった。


今はもうHALは手に入らず、また検索してもHAL9000ばかり出てくるので、ここからは20年近く昔の記憶をたどりながら書くことになる。

まず一番最初にHALを起動すると、なんか適当な挨拶が出てきて、「何か言ってください」と出た。
そこで適当な言葉を英語で打ってみると、その中に出てきた単語について「◯◯って何ですか?」のような質問がでてきて、、、というのを繰り返すうちに色々な単語を覚え、しかも文法的なものも学習していっているように見えた。

僕が初めてSiriを使ってみたときは、「ああ、昔あった人工無能だな」と思ったが、それは0から学習していくようなものではなく、予めプログラムされた答えのようなものが用意されていて、要するに音声認識が優れているということと、ちゃんと答えられるという意味で、人工無能よりも有能ではあるが、人工無能ほどおもしろいヤツでもないな、と思い、それ以降使わなくなった。

Siriは人工有能である。
ゆえにおもしろくない。
漢字にしてみたら"春"よりも"尻"のほうがおもしろいけど。

さてSiriについての毒も吐き終わったので、HALの話に戻るが、英語を0から学習しているように見えたHALについて、僕は「日本語を学習させてみる」という実験をしてみた。
日本語とは言っても、先ほど書いたように当時のLinuxのシェル上では、アルファベットしかタイプできなかったので、ローマ字になる。
最初の「何か言ってください」は英語で出てきたが、それに対してローマ字の日本語で答え続けた。

するとなんと!HALは日本語を学習したように見える反応をするようになった。
日本語と英語は単語の語順が違うため、英語圏で作られたHALに日本語を学習することは無理だろう、と思っていたのでこれは驚きだった。

「日本語を学習した」とは言っても、もちろんまともな会話ができたとかではなく、文法的にはつじつまが合っている意味のない言葉を言うようになった、ということである。
これも遠い記憶なのであいまいではあるが、「◯◯tte iwaretemo komaru naa」みたいなことを言うようになったのだ。

僕はHALも含めた人工無能について、どういう仕組みか、ということはよく分かっていない。 
アキネーターのようなものであれば何とか想像はつくのだが、0から言語を学習する(ように見える?)というのはどういうアルゴリズムで作られているのか?

もしかしたらHALもオカルトだったのかもしれない。 

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myinnerasia at 10:07│Comments(0)コンピューター科学 

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